劣化の種類 外壁塗装編


チョーキング

長期間の暴露により、太陽光の紫外線で表層樹脂が分解し艶や弾性が低下した状態になり、指で触ると白い粉が付く状態。

チョーキングが生じた以降も手入れを怠ると塗装の機能を失ない、塗装により保護していた材料が露出して錆、表面の風化が始まる。


ひび割れ

原因はコンクリートやモルタル内部の水分が乾燥して起きる収縮や、建物の動きによって発生する構造クラック等様々である。

コンクリート建造物では現在においても、ひび割れの発生は完全には防げ無いとされています。

雨水の浸入により、内部の鉄筋が酸化しコンクリート内のアルカリ成分と反応して中性化が起こりコンクリートが剥がれ落ち事がある他、雨漏りを引き起こす原因ともなる。


「水分」と「酸素」が金属と反応し酸化させ、 電気化学的反応によって、腐食して行く事。

放置すると、腐食が進みボロボロになり硬質が失われ破断が生じる。


シーリング

建物には色々な隙間があり、隙間をそのままにしておくと雨水が浸入し雨漏りが発生します。

その隙間を埋める建材の一つとしてシーリング材があります。

耐用年数は5年程度だとされており、重要な役割を果たす割りには耐用年数が短く、劣化による雨漏りの原因が一番多いとも言えます。

経年劣化すると、弾力・伸びが無くなり、硬化・収縮を起こして破断してしまいます。