夏のエアコン使用による消費電力の削減する遮熱塗料

 環境省によると、夏の冷房時の温度設定を1℃高くすると約13%の消費電力の削減になるとされています。

消費電力を13%削減できれば、それだけエアコン冷房(クーラー)にかかる電気代を節約することができると言う事です。

 夏場に部屋の温度が上がるのは、外部から建物内に熱が伝わって入ってくるからですが、中に入ってくる熱の原因は主に、太陽から直接受け取る熱と、外気温から伝わってくる熱があります。

遮熱塗料は、太陽光が熱にかわるのを抑える機能を持つので、太陽から直接受け取る熱の影響を小さくすることができます。

 遮熱した効果は、塗装した屋根の直下の部屋で感じ取ることができ、クーラーがいらなくなるわけではありませんが、クーラーの負担を小さくすることができます。

しかし、遮熱塗料の効果により屋根の表面温度が最大で10℃下がったとした場合でも、その部屋で何℃下がるのか?どのくらい効果を感じるか?は、その家が持つ断熱性能や構造によってかなり違いが出ますので一概には言えませんが、体感として天井の表面温度が下がることで、実際の室温低下以上に感じられる場合もあります(体感温度の感じ方には個人差があります)。